澤田 純一

世の中のこと

新型コロナウィルスと税理士試験と

この記事を書いている令和2年4月3日現在、世界的な規模で新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が猛威を振るっています。予定されていたイベントの延期や中止のニュースが連日届く昨今です。税理士試験は毎年夏に行われます。試験会場では空調で密...
相続税

相続人以外の人に財産を取得させる場合に注意するべき相続税の規定

通常遺産を取得するのは相続人です。しかし、相続人以外に取得させることも可能です。典型的な手段は遺言です。生命保険金や死亡退職金の受取人を相続人以外の人にすることでも目的を達成できます。自分が亡くなった後でどうしても遺産を受け取って欲しい人が...
自分のこと

ジーン・クランツ 仕事の十箇条

ジーン・クランツは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の主任管制官を務めた人物です。アポロ13号の事故が起きた時、ヒューストンの管制室で指揮を執ったのが彼でした。アポロ13号は、月に向かう途中の宇宙空間で酸素タンクが爆発するという絶望的な状況に...
相続業務

戸籍の人名に使われている特殊な文字の対処法

相続に関連する仕事をしていると、戸籍の人名に見慣れない文字が使われているのを目にすることがあります。それは漢字の異体字であったり、変体仮名だったりします。そうした特殊な文字に遭遇すると、仕事を進めるうえで少々困ってしまうことがあります。それ...
その他の税目

梅酒と酒税法の微妙な関係

筆者は梅酒づくりが趣味です。毎年6月に梅酒の仕込みをしています。広口瓶に梅の実と氷砂糖とホワイトリカーをいれて、最低半年は手を付けず押入の奥で保管。頃合いを見ていよいよ最初の一杯を飲む瞬間が一番楽しいです。昨年仕込んだ梅酒は、無事きれいな琥...
事務所とその周囲

浅間町

澤田税理士事務所は、さいたま市大宮区の浅間町にあります。浅間町は「せんげんちょう」と読みます。この浅間町の地名の由来が、事務所のすぐ近くにあります。浅間山事務所の建物に面する道路を東の方角へ歩いて1分くらいのところに、浅間山(せんげんやま、...
相続税

「家なき子」特例の適用要件の改正 ふさがれた租税回避の抜け穴

「家なき子」というと、フランスの児童文学や、90年代に大ヒットした日本のドラマを思い浮かべる人がほとんどだと思います。しかし、税金の世界で「家なき子」特例といえば、相続税における小規模宅地等の特例のなかの類型のひとつとして知られています。こ...
財産評価

宅地の相続税評価額を固定資産税評価額から推定する方法

相続税や贈与税の試算をしてみるときに、大きな課題になってしまうのは土地の評価ではないでしょうか。土地について正確な相続税評価額を求めるには、非常に多くの論点を考慮しなければいけません。全ての論点をひとつひとつ勉強しながらより正確な相続税評価...
相続税

地積規模の大きな宅地の評価における「規模格差補正率」とは?

平成30年から「地積規模の大きな宅地の評価」がスタートしました。この地積規模の大きな宅地の評価で具体的にどれくらいの減価ができるかは、「規模格差補正率」によって表されます。規模格差補正率はとてもシンプルな算式で計算することが可能です。しかし...
所得税

被相続人の入院費用 ~医療費控除と債務控除~

相続開始の前あるいは後に入院先の病院へ入院に係る代金を支払うことが多いと思います。この支払は「所得税の医療費控除」と「相続税の債務控除」に関係します。支払いのタイミングや負担者によって取り扱いが異なります。相続開始「前」に支払った入院費用被...