澤田 純一

財産評価

相続税法における配偶者居住権等の評価の算式についての基本的な考え方

配偶者居住権を設定する場合には、相続税の計算において「配偶者居住権の価額」を評価する必要があります。同時に、「配偶者居住権の目的となっている建物の価額」、「配偶者居住権に基づく敷地利用権の価額」、「居住建物の敷地の用に供される土地の価額」、...
相続業務

税理士による戸籍謄本や住民票などの入手

戸籍謄本や住民票は、個人情報そのものが記載されています。それゆえに個人情報保護の観点から、これらを取得することが出来るのは、原則としてその当事者である本人もしくはその家族の一部の人だけです。それ以外の第三者が取得しようとしたら、そうした当事...
相続税

税金の申告等でも使用する、マイナンバーの番号確認資料としての「通知カード」が廃止!?

「通知カード」は、税務においてマイナンバーを使用する際にも、番号確認のための資料として頻繁に利用されてきました。その通知カードが令和2年5月25日に廃止されました。廃止されたと聞くと、もう今後は通知カードをマインナンバーの番号確認資料として...
相続業務

土地評価をするときに実際に現地を見るのは苦労も多いがとても大切

相続税や贈与税などの申告にあたって、土地の評価が必要にあることがあります。より良い土地評価のためには情報収集が欠かせません。収集すべき情報のなかには、現地に行くことでしか分からないこともあります。評価対象の土地を実際に訪れて観察することを、...
相続税

相続開始の直前に預貯金から引き出される現金

相続開始の直前において被相続人の預貯金の口座からまとまった額の現金が引き出されることはよくあります。最期のときが近づき動けなくなった本人に代わって、そのご家族がカードと暗証番号を預かってATMで引き出すわけです。現金を引き出す理由・入院代や...
その他の税目

国税通則法11条による申告期限の延長

この記事を書いている令和2年5月8日現在においても、新型コロナウイルスは世界中で猛威を振るっています。そのような中、日本の国税庁から、新型コロナウイルス感染症拡大により各種国税の申告期限の延長が認めらるケースがある旨のアナウンスがありました...
相続税

相続税のグロスアップ計算

税金の世界で「グロスアップ計算」といえば、給与の計算手法の一種として知られています。給与について所得税などを差し引いた後の手取額を先に決めて、その手取額となるような総支給額を逆算する手法です。相続税においても、ある種のグロスアップ計算が求め...
事務所とその周囲

氷川神社、中山神社、氷川女体神社をつなぐ線

澤田税理士事務所の近くには、氷川神社という大きな神社があります。大宮の地名の由来にもなっている地域に深く根差した神社です。この氷川神社から4キロくらい南東に中山神社という神社が、その中山神社からさらに4キロくらい南東に氷川女体神社という神社...
相続税

相続税の申告期限までに遺産分割が終わらない場合の「配偶者の相続税の軽減」「小規模宅地等の特例」

相続税の申告期限と未分割の申告相続税の申告期限は、相続開始を知った日から10か月以内です。通常はこの申告期限内に、相続人を確定し、財産目録を整え、遺産分割を終えて、その結果を反映した相続税申告を行います。遺産分割は、相続税の申告期限内に終わ...
相続税

成年被後見人は相続税の障害者控除の対象者になりうる

相続税には税額控除の一種として障害者控除があります。成年後見制度における成年被後見人は、この相続税の障害者控除の対象である特別障害者に該当します。相続税の障害者控除の概要相続または遺贈により財産を取得した人(外国に住んでいるなどの一定の特殊...