筆者はかれこれ10年ほどひとりで税理士事務所を運営しているのですが、ひとりでいるとついつい仕事をサボってしまう問題に悩まされてきました。
様々な解決方法を試してきて、効果を実感できた方法を3つご紹介します。
音楽で気持ちを盛り上げる
大抵の仕事はいったん着手さえすれば、そこそこサボらずできてしまうものではないでしょうか。
しかし、その「いったん着手する」のが驚くほど難しい日もあります。
そんな憂鬱は音楽の力で解消します。使い古された方法かもしれませんが、効果がある方法だからこそ使い古されたというべきでしょう。
何を聴くか迷うときは、ネットで「モチベーション 音楽」で検索すれば色々なオススメを知ることが出来ます。
25分集中して5分休む――ポモドーロ・テクニック――
(1) タイマーを25分に設定し、タイマーが鳴るまで仕事に集中する。
(2) 5分休憩する。
基本的にこれを繰り返します。

非常にシンプルですが強力なテクニックです。
パソコンやスマホで無料で使えるタイマーアプリもありますので、手軽に取り組めます。
敢えて欠点を挙げるとすれば、何セットも延々と繰り返すと気力体力を相当消耗してしまうことです。仕事が捗るからと言っても、はまりすぎには注意したほうがよいかもしれません。
定時を守る
一日の中で仕事をする時間と仕事をしない時間を明確に区別するため、終業時刻を決めてそれ以降は極力仕事をしません。
ポモドーロテクニックと被りますが、要は、オンとオフをはっきりさせるということです。
ずっと仕事だけをしていると、人生を剥奪されたような苦痛を感じます。その仕事がどんなに有意義なものであったとしてもです。そうなると必然的に仕事をサボりたくなる気持ちが抑えがたくなってしまいます。
アメリカの偉人、ベンジャミン・フランクリンも「仕事はすべて時を定めてなすべし(Let each part of your business have its time.)」との格言を残しています。

【おまけ】ダメだったった方法
最後に捕捉として、ダメだった方法について少しだけ触れます。
いわゆる「飴と鞭」は筆者には合いませんでした。サボらなかったら自分にご褒美を、サボったら自分に罰を与えるという類のやり方です。いちいち褒美や罰を考えて用意して実行するのが面倒だったからです。